UVAとUVBの違いとは?UVCも含めわかりやすく解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
紫外線の違いを解説するブログ用アイキャッチ画像

「日焼け止めを塗っているのに、なんでシワやたるみが気になるんだろう…」

そう感じたことがあるなら、それは “光老化” のサインかもしれません。

光老化とは、紫外線を長年浴び続けることで肌がじわじわと老化していく現象のこと。シミ・シワ・たるみの大きな原因のひとつですが、ゆっくり進むため気づきにくいのが厄介です。

そしてこの光老化の主犯は、UVA という紫外線。実はUVAは曇りの日や室内にも届くため、日焼け止めや衣類・帽子・日傘など、複数の対策を組み合わせることが大切です。

この記事では、紫外線の種類・肌への影響・防ぐための数値の読み方まで図解でわかりやすく解説します。「紫外線対策なんてもう遅いかも」なんて思わなくて大丈夫。できることから少しずつ、今日が始めどきです。

目次

紫外線は年々強くなっている|気象庁データで確認

つくばの紅斑紫外線量年積算値の経年変化グラフ。1990年から2025年にかけて10年あたり34.1kJ/m²のペースで増加(気象庁)
出典:気象庁「日本の気候変動2025」詳細編 図3.3.3

実際、気象庁のデータによると、つくばで観測された紅斑紫外線量(肌に害を与える紫外線の量)は、10年あたり34.1kJ/m²のペースで増え続けています。

「最近、日差しが昔より強い気がする」という体感は、気のせいではありません。

紫外線(UVA・UVB・UVC)は太陽光線の一部です

「太陽の光」と一口に言っても、実はいくつかの種類が混ざっています。大きく分けると次の3つです。

日本化粧品工業会-UVA・UVB・UVCと可視光線・赤外線の波長範囲を示した図
出典:日本化粧品工業会 太陽光の種類
  • 紫外線(UV):エネルギーが強く、肌にダメージを与える
  • 可視光線:私たちの目に見える光。ブルーライトも含まれます。
  • 赤外線:暖かさや「熱」として感じる光。近赤外線も含まれます。

このうち、肌のケアで最も意識すべきなのが 紫外線 です。

【紫外線の種類】地上に届くのはUVAとUVBの2つだけ

紫外線はさらに波長の長さによって3種類に分かれます。

  • UVA:地上に届く紫外線の約9割。肌の奥まで届く
  • UVB:地上に届く紫外線の約1割。肌の表面に強い炎症を起こす
  • UVC:最も有害だが、オゾン層に吸収されて地表には届かない

私たちが対策すべき「敵」は、地上に降り注ぐ UVAとUVBの2つ です。

紫外線量の季節別・時間別の推移|日傘はいつからいつまで刺すの?

気象庁ではUVBの長期データが公開されています。

月別の紫外線量|4 〜 9月に1年間のおよそ70 〜 80%

紫外線量は、4 〜 9月に1年間のおよそ70 〜 80%の紫外線を浴びています。

UVAも夏に増える傾向はありますが、UVBほど季節差は大きくありません。冬や曇りの日でも地表に届きやすいため、年間を通した対策が大切とされています。

紫外線量を比較した折れ線グラフ
出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」月別紫外線照射量(kJ/㎡ /日

時間別の紫外線量|午前10時〜午後2時に1日のおよそ70%

1日のうちの紫外線量は、正午をはさむ数時間が強く、夏の午前10時〜午後2時に1日のおよそ70%を占めます。

冬の同じ時間帯では1日の照射量の80 〜 85%です。

7月と12月の時間帯別UVインデックス比較グラフ
出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」時刻別UV インデックス

UVAとUVBは何が違う?肌への影響を比較

地上に届く2種類の紫外線は、肌への届き方もダメージの与え方もまったく異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

UVA|曇りも窓も突き抜けてシワ・たるみの原因に

UVA(紫外線A波)が肌の奥(真皮)まで届き、シワやたるみなどの光老化を引き起こすイラスト

UVAは波長が長く、曇りの日も、室内にいても、窓ガラスをすり抜けて 肌の奥の「真皮」まで届きます。すぐに赤くなるわけではないので気づきにくいのですが、長年浴び続けることで 肌の弾力が低下し、シワやたるみの一因 になると言われています。これが光老化の正体です。

UVAは透過力が強いため、日焼け止めだけで完全に防ぐのは難しい紫外線。衣類・帽子・日傘などで物理的に遮ることと組み合わせる と、より効果的に対策できます。

UVAを防ぐ指標
  • 日焼け止め → PA(最高値:PA++++)
  • 日傘・衣類・帽子 → UPF(最高値:UPF50+)/紫外線遮蔽率(最高値:100%)

UVB|直射日光でシミ・赤みを引き起こす

UVB(紫外線B波)が肌表面(表皮)に作用し、日焼けや炎症を引き起こすイラスト

夏の海やプールで肌が真っ赤になった経験、ありませんか?あれがUVBによる「サンバーン(炎症)」です。UVBは波長が短く届くのは表皮まで。ただしエネルギーが強く、シミやメラニン生成の原因 になります。

UVBは直射日光の影響が大きいため、紫外線が強い時間帯(10〜14時)を避ける・日陰を選ぶ・日焼け止めを塗る といった基本対策の積み重ねが効果を発揮します。

UVBを防ぐ指標
  • 日焼け止め → SPF(最高値:SPF50+)
  • 日傘・衣類・帽子 → UPF(最高値:UPF50+)/紫外線遮蔽率(最高値:100%)

紫外線対策は「組み合わせ」が基本

紫外線は1つのアイテムで完璧に防ぐのは難しいもの。複数の対策を組み合わせるのが基本の考え方です。

  • 日焼け止め:肌に直接塗ってUVA・UVBの両方をブロック
  • 日傘:頭上から降りそそぐ紫外線を物理的にカット
  • 帽子:頭皮や顔まわりの保護に
  • UVカット衣類・長袖アームカバー:腕や首元の対策に
  • サングラス:意外と忘れがちな目からの紫外線対策に
  • 時間帯を意識する:紫外線量がピークの10〜14時は対策を強化

完璧を目指すより、自分のライフスタイルに合った組み合わせを見つけることが、無理なく続けるコツです。

まとめ:UVAとUVBを知れば、対策はもっと的確になる

UVAの特徴

  • 地上に届く割合:約9割
  • 届く深さ:真皮まで
  • 主な影響:シワ・たるみ(光老化)
  • 特徴:曇りの日や室内でも届く
  • 日焼け止めの指標:PA
  • 日傘・衣類の指標:UPF・紫外線遮蔽率

UVBの特徴

  • 地上に届く割合:約1割
  • 届く深さ:表皮まで
  • 主な影響:シミ・サンバーン
  • 特徴:直射日光で強くなる
  • 日焼け止めの指標:SPF
  • 日傘・衣類の指標:UPF・紫外線遮蔽率リスト

UVAとUVBの違いを知り、自分に合った対策を組み合わせる ことが、未来の肌を守る一番の近道です。

身近にあるアイテムから、できることを一つずつ。その小さな積み重ねが、5年後・10年後の肌を変えていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA



reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次